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保健の時間
自分のからだの事なのに、わからないことってたくさんあるように思いませんか?
「あれ?何かおかしい」かもと思った時、学校で学んだ保健の知識だけでは不安な人は非常に多いようです。
ここでは、正人先生による誰にもわかる保健の話から、あなたのからだが持つ不思議なパワーを感じてみましょう。
 子宮の時間  
子宮の大きさは7×7=49(シキュー)
あなたは子宮がどこにあるか知ってますか?
そう、子宮はちょうど恥骨の裏あたりにあります。
思っているよりずっと下の方でしょ。
心臓が肋骨に守られるように、脳が頭蓋骨に守られるように
子宮は骨盤に守られている、カラダの中の大切なところなんです。

では、子宮の大きさはどれくらいでしょう?
いずれ3kgにもなる赤ちゃんが入るくらいだから、
結構大きいような気もするけど、実は子宮のサイズは
7cm×7cm、重さも約49g!でニワトリの卵くらい。
思ったより小さいでしょう。
でも、ラッキーセブンの2乗だなんて何かすごくない。
7×7=49(子宮)って覚えてね。

じゃあ、子宮と聞いて、どんなイメージがするかなあ?
生理の時、血が出るところで、生理痛があるところ?
いつか妊娠したら、赤ちゃんが育つところ?
子宮筋腫とか、子宮ガンとか病気にもなるところ?

そうなんだよね。子宮って、何だかマイナスなイメージ多いよね?
でもね、ボクは子宮のことをスゴイなと思っています。
  骨盤と子宮


子宮の大きさ

子宮は何でも受け入れるやさしいところ

代理母って知ってますか?
国内では、倫理的に認められていなくて法的に許されていないけど、
他人の卵子と精子との受精卵を育てて産んであげる女性のことを言うんです。
その行為がいいか悪いかは別として、代理母が他人の受精卵を受け入れるところも「子宮」です。

人の臓器の中で、他人のものを拒否反応も示さずに受け入れるなんて、
子宮のほかの臓器ではありえないことです。
誰のものでも受け入れてしまうってすごいと思いませんか?

また、これだけ医学が進歩した時代でも、人工心臓はあるけど人工子宮はないんです。
体外受精はできるけど、それを育てる人工子宮はない。
だから、子宮がなかったり働かないときは、代理母に子宮を借りるしかないんです。

筋肉でキュッと絞まった子宮の狭さ。実はあの狭さがいいんです。
もっと広いところだったら、赤ちゃんものびのびできていいだろうにと思うけど、
赤ちゃんは狭いところの方が好き。いつもまわりから触れられているから安心できるんです。
それに、ほどよく狭くて赤ちゃんがあまり動く必要がないから、
限られた酸素や栄養で生きていくことができるんです。
これを、人工子宮でやろうとすると、赤ちゃんが途中で死んでしまう。
赤ちゃんの成長に合わせて子宮の大きさや羊水の量を微妙に変化させていく、
その絶妙の感覚は人工的には作れない。

私たちのカラダには、まだまだわからないことがたくさんあります。
つわりの理由もよくわからないし、どういうメカニズムで陣痛が来るのかさえもわからない。
陣痛促進剤を使っても反応しないこともあるし、
「この日に生まれて!」と願ってると、その日に生まれくれたりする 。
いくら好きな人と出会っても、タイミングが合わないとうまくいかないように、
子宮とうまくリズムが取れていないと、うまくいかないことって多い。
そこには、きっと科学では証明できない何かがあるんでしょう。

膣の内側にヒダがあるのはなぜ?
みなさんは膣の内側がなぜヒダヒダなのかわかりますか?
いずれ赤ちゃんが通る時にビヨーンと伸びるためなのは当然だけど、
大切な精子をしっかりキャッチするという役目があるんです。
さらに、セックスの時に彼に気持ちよくなってもらって、
子宮に向かってしっかり射精してもらうためでもあります。
セックスが気持ちよくないと、次につながっていかない。
ヒダヒダがないと「もう次はいいや」となっちゃうかも。
それじゃ困るから、ヒダヒダがつないで、精子もしっかりつかまえるの。

あと、みなさんにも身近なおりものだって、すごいんだよ。
なんだかショーツを汚す面倒くさいもの、と思いがちなおりものには、
日によって微妙に変化があるのを知っていますか?
健康なおりものは、甘酸っぱい臭いがして、ヨーグルトみたいな感じ。
おりものは胃の中にある胃酸と同じく酸性で、
外から来るバイ菌をやっつけて、
膣や子宮を守るとても心強いものなんです。
そのおりものが、唯一変わるのが「排卵」の時です。
量が増えて、粘張性が高くなる。つまりネバネバになるのです。
それはなぜでしょうか。これも精子をしっかり捕まえるためです。
そして、膣のヒダヒダ同様、セックスを気持ちよくする理由もあります。
気持ちよくなって、彼に射精してもらわなきゃいけないからね。
 
 




おりものの粘着性
女性のカラダは命をつなぐようにできている

さて「排卵」は、いつ起こるか知っていますか?
生理と生理の間くらいと思っている人が多いと思いますが、
人によって生理の周期はまちまちなので、必ずしも真ん中ではありません。
排卵後の14日目に生理があると思ってください。
つまり、28日周期の人は真ん中くらいだけど、
60日周期の人は46日目くらいに排卵があるということです。

生理が終わって「排卵」まで、女性はエストロゲンというホルモンが出ます。
このエストロゲンは肌に潤いを持たせるとか、脳を活発にする働きがあります。
そう、この期間の女性はとっても美しくて賢くてステキなんです!
それは♂を呼ぶための期間だといえます。
動物だったらきっと臭いとかがして、周りを発情させる期間なんでしょうね。
そして「排卵」が起きて、ヒダヒダとネバネバで、精子をしっかり捕まえる。
それが叶えば、そのあとに他の男がやって来ちゃったら大変だから、
排卵後はプロゲステロンというホルモンが出てきて、逆に気分はダウン気味になり、
体温も上がって体がダルくしんどく出かけるのもおっくうになります。
それは、カラダが赤ちゃんを迎える準備期間に入るからなんですね。



このように、女性のカラダは基本的に命をつなぐようにできています。
そんなこと言われても、まだ生む気なんかないよという声が聞こえてきそうだけど、
子宮があって、膣のヒダヒダがあって、おりものがあって、生理があって
そのカラダはいつでも命をつなげるように準備が始まっているのです。
もちろん、だから生みなさいって言ってるんじゃありません。
逆に高校生なんだから、まだ生んじゃダメとも言うつもりもありません。
ただ、骨盤の中心に大切に守られている「子宮」がある女性のカラダについて、
女性にも男性にも、ゆっくり考えてみてほしいなぁって思っています。

卵子は胎児のときからおなかの中にある!?
ところで、女性の体には胎児のときから卵子があるって知っていますか?
妊娠5ヶ月でその数はなんと700万個。それが生まれる時には200万個くらいになり、
みなさんのころ思春期で40万個、そして、出産適齢期の20〜30歳代には、1万個くらいに減ってしまいます。
女性が一生のうちに排卵するのは700万個のうちせいぜい500個だけど、
自分がまだ無事に生まれてくるかわからないうちから、
すでに次の世代につなぐ卵子を持っている女性って、すごいなぁとボクは思います。

一方、男性の精子は次々に生産されていて、1回の射精の中にある精子の数は正常では何と2億以上! 
覚えやすいこともあって、ボクは郷ひろみの「2億4000万の瞳」にちなんで、
「2億4000万の精子」とよく説明しています。ちょっと、古いね。
いずれにしても、こんなにたくさんいるから、元気のいいヤツも弱っちいヤツもいる。
ボクは自分の精子を顕微鏡で見たことがあるけど、あんな感動体験はなかったかな。
どの精子もすごい一生懸命動いていて、気がつくと「頑張れ〜!」って声をかけていた。
男の子はぜひいつか、自分の精子を見てみてほしいと思います。
だって1つ1つの精子に与えられたエネルギーは、膣の入口から中に入っていって、
子宮から卵管を通って、卵子にたどり着くまでの片道エネルギーだけしかない。
ゼロ戦みたいで、ちょっとロマン感じるでしょ。

1/700万×1/2億4000万×0. 25の確率だけれど
人は基本的に犬とかと違って、毎月1個ずつしか卵子は降りて(排卵)こないようになっていて
(胎児期からすると700万分の1の確率)、単一排卵のメカニズムだけでもすごいんだけど、
そこに2億4000万の精子がドバッと行って、そのうちたった1つの精子だけが卵子に入る(受精)。
でも、タイミングよく受精まで行っても、そこから赤ちゃんが無事に生まれるのが25%くらい。
そこには「今月は私が行くわ」「頑張って!」と、月に1度だけやってくる卵子がいて、
そして2億4000万の精子の中から「俺が行くぜ」「負けないぜ」と競争してきてやっとたどり着いた、
たった1つの精子がいて、そんな天文学的な数字をくぐり抜けて、命が誕生してるって
太陽系の新惑星を見つけるくらいすごいことだとボクは感じます。

妊娠するのって、実はすごく可能性の低いものなのです。
でも、そのなかでできた命は奇跡的に「できちゃった!」じゃなくて、
「できるべくしてできたもの」という感じがボクにはしています。
もちろん、今あるあなた自身もそう。
たとえ、生まれてこなければよかったと思っていたとしても、
天文学的な確率の中、出会うべくして出会ったあの卵子とその精子から、
お母さんの子宮ではぐくまれ、生まれるべくして生まれてきたのが、あなたなんです。

子宮のことについて話してみよう?
女性のカラダは、次の世代をつなげるための仕様になっていて、
自分の体であって自分の体じゃないみたいなところがあります。
生理から排卵までは女なんだけど、排卵後は赤ちゃんが生きやすいように、
赤ちゃんが「このカラダ、お借りしますわ!」と言ってるみたいな感じ。
あなたが病気をした時や、悩んでいるときや、ダイエットでやせすぎて生理が止まるのも、
そんなあなたから今生まれてきても、育ててもらえないかもしれないから、
「今は生理を止めておくわ」という、未来の世代からのサインで女性のカラダはまわっている気がします。

そんなサイクルに、戸惑いを感じた子もいるかもしれない。
え〜!私のカラダって赤ちゃん仕様で回ってんの? 聞いてないよってね。

もしかしてエッチすんのヤバい!と思った男の子もいるかもしれない。
そんなにスタンバっていられても、まだ親になる気ないし・・・・・・とかね。

でもね、それが次につなげる体であって、その体のしくみがあるということなんです。
女の子も男の子もずっとつながってきた流れの一部なんです。
そして、そのすべてのつながりの中心にあるのが「子宮」なんです。
だから子宮はスゴイ!ってボクはすごく思っているんだけど・・・、どうかな?

このサイトでは、高校生のみんなの意見も聞いてみたいと思っています。
もちろん、友達同士で、彼と彼女で、「ねぇ子宮ってすごいんだよ」って
話してもらうネタになればとも思っています。
そして、そこで盛り上がったおしゃべりを、またこのサイトにフィードバックして、
みんなでワイワイやってほしいな。

命があるのは、つながっている存在だから
私たちが、今ここに生きているのは、おじいさん・おばあさんの世代の
ずっとずっと上の世代から、つながって来ている存在だからです。
あなたも、そうは思いたくなくても、次につなげていく存在になってるんです。
でも、誤解しないでね。みんなが生まなくてはいけないわけじゃないんだ。
生まなくたって、次につなげていけること、伝えられることってたくさんあるからね。
ただ、女の子も男の子も、生まれつき素晴らしい力を持っている存在ということを知っていてほしい。
つながるのは人と人。人は昔も未来もひとりじゃないんだ。

今の時代を生きているボク達は、自分の視点からだけで見ていると、
カラダだけじゃなくて、ココロも辛くなりがちです。
でも、時間の流れの中で、ずっとつながっている存在として自分を感じられたら
もっとラクになれるのにな、とボクは思います。
そんなこと、感じなくても生きていけるんだけど
頭で考え過ぎずに、心で感じてみることで開くことってきっとあると思うなあ。
これから
生理のこと
中絶のこと
出産のこと
セックスのこと
などを、ボクなりの視点で書いていきたいと思っています。 ぜひ、また、のぞきに来てね。
 
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